まだまだ事例の少ないAppSheet。
逆引きリファレンス的にノウハウをメモっていきます。
まずはどんなアプリでも絶対にやるであろうマスタデータ参照。
Excelで言うところの「vlookup」と「データの入力規則」的な話。
他にもAppSheetの逆引きリファレンスを投稿してますのでよかったらご覧ください。
AppSheetの逆引きリファレンス
テーブル構成
会社マスタから会社名を引っ張ってくるようなケース。
company_code | company_name |
---|---|
1000 | 株式会社サンプルワン |
2000 | Sample 2, ltd |
・・・ | ・・・ |
deal_id | deal_name | company_code | company_name | amount |
---|---|---|---|---|
id_001 | サンプルアプリの構築 | マスタデータのコード値から選択 | 選択されたコードに該当する会社名を取得 | 1,000,000 |
・・・ | ・・・ | ・・・ | ・・・ | ・・・ |
マスタデータの値からプルダウンリストを作る
まずは商談テーブル(deal)からマスタデータである会社マスタ(company)を参照させます。
なにはともあれテーブルを取り込みます。
次に Colmuns タブに移動し deal テーブルの company_name カラムの編集ボタンを押します。
このカラムがマスタデータを参照してプルダウンになるカラムです。
deal のcompnay_code のTypeを「Ref」に、Source table を 「company」 とします。
ここで注意点です。
参照するカラム自体を選択する箇所はありません。アプリ作成者が明示的に参照カラムを指定せずともAppSheetが勝手に解釈して最も確からしいと思われるカラムを参照先として決定します。
そのため、参照元と参照先が大幅にずれているとAppSheetが誤って意図しないカラムを参照させることがありますので、参照元と参照先のカラム名称(今回の場合は company_code)は同じ名称としましょう。
以上でマスタデータ参照の設定は完了です。
以下がエミュレート結果になります。
エミュレート結果を見ると分かる通り、company_code が参照されているのではなくcomnay_nmae が参照されています。
最も確からしい参照先をAppSheetが勝手に判断してくれています。
つまりdeal テーブルの company_code は実は無くても良いカラムなんですが、この記事を書いている途中できづ(ry
ここまでできたら右上の SAVE を押してアプリを保存します。
SAVE が完了したら company テーブルのColumnsを見てみましょう。
青色鉛筆の Related deals というカラムが勝手に作成されていることがわかります。
これは Virtual Column といって、deal テーブルから参照される選択リスト用のカラムです。
このカラム自体もテーブルの1カラムとみなされ画面に表示されますので、表示させたくない場合は「SHOW?」のチェックを外します。
「SHOW?」のチェックを外した前後比較です。
また、マスタテーブル自体はアプリからメンテさせたくないということもあるかと思います。
その場合は、Tables タブでテーブルをRead-Onlyにしましょう。
テーブルをRead-Onlyにした前後比較です。
入力されたコード値から名称を取得する
ここまで一気に書こうと思いましたが疲れちゃったので続きまはまた今度。。。
公開しました。
AppSheet逆引きリファレンス ~VLOOKUP~